健康オタクに告ぐ!塩分取りすぎは本当に体に悪いのか?



塩分の作用

 

 

塩分は血液中のphを一定に保つ働きがあります。pHは酸性からアルカリ性の度合いの単位で、0~14の目盛りをつけ、酸とアルカリの度合いをその目盛りの数字で表しています。pH7が中性で、それ未満が酸性、それより大きければアルカリ性です。pH7より値が小さければ酸性の性質が強く、値が大きければアルカリ性の性質が強くなります。

 

塩(ナトリウムイオン)は血液中が酸性になるのを防ぐ役割を果たします。平均的な血液のphは約7.4なのですが、これが少しでも変化すると危険な状態になります。ナトリウムイオンは、体内の酸と結びつき、中和して、酸性化を防止しているのです。

 

更には神経、筋肉にも影響します。体内塩分量が減少すると、神経や筋肉の機能が阻害されて緊張できなくなり、しびれや麻痺などが起こることがあります。

 

ちなみに高血圧の直接の原因ではありません。食塩の摂り過ぎによる高血圧ということがよくいわれていますが、実際は塩(ナトリウム)が原因ではないことの方が多いということも次第にわかってきています。このあたりから表題に近づいていることがわかると思います。

 

ここからは中部大学教授の武田邦彦氏が書いているブログに沿ってお話します。武田教授はいつも話題になっているのですが、それは表題が刺激的だからです。「血圧が高い方が良い」というテーマもありましたが、今回は「塩分取りすぎは本当に体に悪いのか?」です。